心も折れそうなはずなのに

3.10雪の朝

昨日は,大川小学校の登校日のニュースをネットで見て,何とも言えない切ない気持ちになりました。
今日になって職員名簿を見ると,どうも大川小には大学時代の先輩がいたような・・・。
無事であることを願うばかりです。


NHKの夜の番組では,企業や旅館を中心に被災地の様子を紹介していました。
塩釜の,泥まみれのかまぼこ工場。
自分たちも大変な中,残っていたかまぼこをを避難所に届ける姿に感動。
気仙沼水産加工業者は,水を被ったフカヒレから,売り物になりそうなものを懸命に選別していました。
福島の温泉旅館では,風評被害でみんな予約をキャンセルしてしまい,営業中止に追い込まれてしまったとのこと。
どうか営業をやめないでほしい。
事態が落ち着き,ガソリンも出回るようになったら,泊まりにゆきたい・・・。


さらに番組を見ていると,気仙沼水産加工業者の方と中継がつながりました。
「インタビューに答える前に,まず一言お話したいんですが」と気仙沼の方。
「被災地は大変です」「支援をお願いします」とか言うのかと思ったら,違いました。
「一言お礼を申し上げたいと思います」とのこと。
甚大な被害を受け,心も折れそうなはずの気仙沼の方が,震災に関しての支援に大して,まず感謝したいというのです。
本当に,何とも言えない気持ちになりました。