真実の愛,勇気,そして人間賛歌

エサ探し中

ミュージカル「美女と野獣」を観てきました。
映画もいいけど,たまには生もいいです。
席がはじっこだったのが残念。
もうちょっと早く予約していればなあ・・・。
物語のテーマは「真実の愛」のような気もしますが,管理人的には別な視点で見ていました。


「勇気」
わがままなはずの王子(というか野獣),結構いい人ではないですか。
魔女に魔法をかけられた後の十数年が彼を変えたのでしょうか。
ベルになかなか思いを伝えられない彼に,大いに共感。
だって,ねえ。
父親を心配するベルを城から出してしまうところも,何か切なかったなあ。


「人間賛歌」
時計やポットに変えられてしまった召使いたちは,劇中を通し,「人間に戻りたい」と強く願っています。
人間でなくなってはじめて,人間がすばらしいと気づく。
全力のダンスが,人間賛歌のメッセージを伝えてくれます。
何か,元気をもらった感じです。


舞台装置は圧巻。
すばらしいです。
王子が一瞬で野獣になったり,野獣が一瞬で王子に戻ったり(その前に宙に浮いたり)というのも,どうなっているのかなあ。